ソフトバンク 孫正義 ビジネスの痕跡
ソフトバンクグループを孫正義氏がどういう意味を持ってそのビジネスを展開したか私の考察をもとに追っていきます。
ソフトウェアの卸売り(1981年)
この年、日本ソフトバンク設立。大阪で開かれたエレクトロニクス業界の展示会に出展。
⇒時代に合わせた卸売り事業でお金を稼ぐためだと考えられる。軍資金作りのためにソフトウェアの卸売り事業を始めたと考えられる。
PC雑誌の発刊(1982年)
「Oh!PC」「Oh!MZ」発刊
⇒今後事業を行う上で情報を集めるために発刊を始めたと考えられる。ビジネスのためというよりは情報収集のため。
データネット立ち上げ、ショッピングカタログ情報誌発刊(1984年)
⇒データや通信事業への参入が始まる時期である。
安い回線を見つけ出し電話がかけれるアダプター作成・販売(1986年)
⇒通信に関するアダプターを作成し販売、通信に関して高すぎるという疑問を抱いた時期であったと思われる。
インターフェース・グループの展示会文門コムデックス、コンピュータ関連出版の最王手ジフデービスの出版部門買収(1995年)
ヤフーを見つけ出資した。
⇒どちらの買収も情報収集をするためのものである。幸いにもソフトバンクはこの展示会でヤフーを見つけ出し、出資し日本法人を立ち上げる。
ヤフージャパン設立(1996年)
⇒インターネット事業への参入開始
東証1部上場(1998年)
⇒新たな資金調達のための上場である。
ナスダック・ジャパン設立(2000年)
⇒これも情報収集のため?と考えられる。上場審査の際に細かい情報を仕入れられるため?
ブロードバンド事業参入(2001年)
⇒通信のインフラ事業への進出。ソフトやハードの時代から通信の時代に代わると考えた進出と考えられる。また、ボーダフォン買収のための実績作りとも考えられる。
日本テレコム買収(2004年)
⇒ボーダフォン買収のための実績作り?
ボーダフォン買収(2006年)
⇒携帯電話業界への参入。大きな利益を得れる携帯電話業界へ参入し一気に大企業へ成長した。
スプリント買収(2013年)
⇒日本のみでなく、アメリカの携帯通信会社買収により世界展開を開始?
ペッパー発売開始(2015年)
⇒ロボット事業参入。次世代のロボット事業の主導権を握るために買収?
2017年には米ロボットベンチャーのボストンダイナミクスを買収している。
ARM買収(2016年)
⇒IoTの到来前の買収、半導体事業は2年先の状況を見越して開発を行うため、情報が集まる。そのため、未来を予測するための情報が集まりやすいため買収?
参考書籍・おすすめ本
志高く 孫正義伝
井上篤夫
⇒孫正義氏の伝記です。生い立ちからいかに事業を進めてきたかが載っています。
超ロジカル思考
高野研一
⇒孫正義、スティーブジョブズ、コトラー、ジェフベゾスなどの考え方をまとめた本です。